米証券取引委員会(SEC)は、ニューライン・キャピタルLLCとその創設者デビッド・ナグラーに対し、複数の受託者義務違反と不正請求行為を理由に民事訴訟を起こした。
ニューメキシコ州地方裁判所に提出された訴状は、ナグラー氏とニューライン社が2019年から2024年の間に適切な開示や同意なしに顧客に助言やコンサルティングのサービス料を過剰請求したと主張している。
SECによれば、同社は以下の通りである。
- 契約で合意された額を超える過剰な年間顧問料を徴収した
- 顧客に、承認していない「コンサルティング」サービスに対して料金を請求した
- 重大な利益相反を開示せず、受託者責任に違反した
SEC は以下のことを要求しました:
- 将来の違反を禁じる恒久的な差止命令
- 四半期ごとに顧客への手数料請求書の発行を義務付ける
- 不正に得た利益の全額返還と民事罰
この事例は、あらゆる顧客とアドバイザーの関係における透明性と開示の重要性を浮き彫りにしており、個人投資家やトレーダーが決して見逃してはならないものである。
アドバイザー業務の分野が混雑し、「教育」「アドバイス」「資金」の境界線が曖昧になるにつれ、規制当局は取り締まりを強化する意向を示しつつある。